スノーシューとは?
スノーシューの魅力
冬の野山には、春夏秋とは違った魅力があります。どこまでも真っ白な雪原、心地の良い静寂、枝をふちどるかの様に積もった雪、風の足跡の風紋、きらきらと光るダイヤモンドダスト、神々しいまでの雪山の景色など、冬の自然の美しさをあげたらきりがありません。そこで、無雪期に登山やトレッキング等のアウトドアライフを楽しんでいる方にお勧めなのが、スノーシューイングです。
無雪期には草が茂っていて、入っていく事ができない場所でも、一度雪が積もってしまえば、何処でもスイスイと入っていく事ができます。動物達の足跡をたどってみたり、彼らと遭遇することも冬ならではの醍醐味です。雪のテーブルを作ってランチを食べたり、ゆっくり森の木に触れながら歩いたり、斜面を駆け下りたりとスノーシューを履いてのスノーフィールドでの遊び方は千差万別、それぞれの楽しみ方で冬の自然を楽しんでください。勿論、冬山登山の入門編と考えていただいても結構です。冬のフィールドでの知識と心構え、自然に対する敬意と好奇心を持って、一歩雪の中へ足を踏み入れたなら、そこには、想像もしていなかった気づきや景色や感動がまっている事でしょう。そして、自分自身のアウトドアライフのステップアップを図る事にもなるのです。
スノーシューイングとは、スノーシュー(西洋カンジキ)をはいて、冬の森や雪原などを歩くスポーツです。スキーやクロカンの様に特別な技術はいらず、はるかに自由がきいて、誰でもすぐに使いこなせるのがスノーシューの特徴です。使い方はいたってシンプル。スノーシュー(上・写真)を防水、防寒性の高い登山靴等に装着するだけ。歩行時には、かかとが上下に動き、歩きやすい構造になっています。裏面には、金具の爪(アイゼン)がついていて、斜面などの歩行にも適用できるようになっています。
スノーシューを装着し、ポールを持ちリズムを取って歩き出せば、つぼ足では考えられないほど、快適に雪上を歩き回れます。スノーシューには、登山用、トレッキング用、ランニング用など様々なタイプがあるので、自分自身の用途に合わせて、選ぶと良いでしょう。そして、靴は防水・防寒性の高い登山靴を使用しましょう。ポールを使用する場合は、長さの調節ができるものを使用しましょう。その他、ウェア、グローブ等、持ち物に関しては冬山の装備と同じと考えてください。
冬は、自然の厳しさ、偉大さ、美しさを最も肌で感じられる季節です。しかし、スノーフィールドでは、通常アウトドアを楽しむ時以上に、確かな知識と細心の注意が必要となってきます。雪崩や雪庇、強風、ホワイトアウト、スノーブリッジ、体温の低下などスノーフィールドでの危険要素は多々あります。特別な技術を必要とせず、誰でも簡単にはじめられるスノーシューイングですが、そのフィールドは極寒の雪の中ということを忘れないで下さい。美しく、偉大な自然は時として容赦しません。はじめは、経験豊富な方やガイドさんに同行してもらい、冬のフィールドでの確かな知識と技術を養う事をお勧めします。YFクラブでも毎年、スノーシューイングのイベントを行っています。興味のある方は、是非ご参加ください。
スノーシューの装備について
 |
スノーシュー 登山用、トレッキング用、ランニング用など様々なタイプがあります。体格や靴のサイズにあったものを選びます。
|
 |
マウンテンウエア(シェル) 貝を意味するシェルは文字通り一番外側に着るもので、風や雪から体を守ります。素材の主流は、防水性、透湿性に優れたもので、手触りはレインウエアと違ってザラっとしています。商品によって袖口やフード、裾などにいろいろな工夫が凝らされており、好みに合ったものを選ぶといいでしょう。通常、雪山に入るときは天候にかかわらずパンツは常に履いていますが、風雪の強くないときは、ジャケットは脱いで歩くこともあります。
|
 |
手袋 防水性の高いオーバーグローブと保温性のあるインナーグローブを重ねて着けます。インナーの下にさらに薄い手袋をしていると、細かい作業のときに便利です。オーバーグローブとインナーがセットになった商品もありますが、オーバーグローブにウールの手袋をインナーとして使用する人もいます。小さすぎると、指先が手袋の先端に当たって冷たくなってしまいます。
|
 |
帽子 耳が隠れ保温性の優れたものが必要です。ウールなどの素材の内側にフリースを使用しているもの、ウィンドストッパーを使用して防風性を高めたものなどがあります。
|
 |
登山靴 防水性・防寒性の高いトレッキングシューズまたは登山靴
|
 |
スパッツ 雪山用のスパッツは夏のものよりも厚手にできています。雪山用の大きな靴を履いて使用する場合は、スパッツのファスナーが閉まらない、ということならないようサイズを確認しましょう。
|
 |
目出し帽 強風の時には、強い見方です。雪焼け防止にもなります。
|
 |
サングラス 雪目防止用です。
|
 |
ゴーグル 吹雪や強風の時には、強い見方です。スキー用でも結構です。
|
 |
ジャケット(防寒着) シェルの内側に着るもので、 中綿の素材はさまざま。それぞれに利点があります。 ダウンは多少の風が吹いても暖かく、パッキングするときには小さくなるので便利です。保温性に優れた化学繊維のものは多少の雨など気にせず着られます。手入れが簡単なフリースは、速乾性に優れているのも魅力です。
|
 |
ズボン 動きやすく、保温性、速乾性の高いフリース素材やポリエステル系素材がお勧めです。
|
 |
アンダーウエア 動きやすく、保温性、速乾性に優れたアンダーウエアは、汗で身体が冷えるを防ぎます。
|
 |
ヘッドランプ
|
 |
ザック 15〜30リットル程度の背中に背負えるもの(テント泊の場合は45リットル以上のものが必要です)。
|
|
双眼鏡/望遠鏡 森に潜む野生動物発見に役立ちます。
|
詳しいお問い合わせは
名称: |
クレモール アンド エルエイダブリュー (有) YFクラブ事務局 |
住所: |
〒185-0033 東京都国分寺市内藤2-8-7 |
電話: |
0467-61-2116 |
Eメール: |
YFクラブ事務局 |
|