海外トレッキング2006トップに戻る
みやさとかなこ 動物記 レイク・メイゴックキャンプ場 ナブ・ピーク ウィンディ・リッジ 帰路 ブライアントクリークまで 帰路 ブライアントクリークから

写真をクリックすると拡大表示されます。

インが建つBow Valley Trail は線路と平行しており、 早朝、長い長い貨物列車が大きな音をたてて通過していく。 インの部屋には、耳栓が用意してあったが、まったく不要だった。 その日の朝も気持ちよく晴れ、インの玄関先の花が美しい。 昨日買った食料を、みんなのザックにパッキングし、朝食をインで頂いてから、いよいよ出発だ。

燃料を販売している店は朝の
時か 10 時にオープンする。 インを 時半に出て街のメインストリートに出ると、その店はすぐに見つかった。 R.D Building Supplies は金物屋。 ガスカートリッジもホワイトガソリンらしきものも置いてあるが、 店員がキャンプについて一切分かっていないので相談できない。 ふと見ると、迎えに Valhalla Pure Out Fitters があった。 こっちは、パタゴニアやノースフェースを取り揃えるアウトドア屋さん。 ガスカートリッジはねじ式のものとそうでないものとあり、MSRのネジ式のものを購入。 R.D では危うくネジ式でないものを売りつけられそうになった。 価格も Valhalla の方が3割ほど安い。

キャンモアまでの移動はレンタカー カルガリーのスーパーで食材を購入 キャンモアで一泊したイン
小さいが清潔感溢れるキャンモアの街 気持ちよく晴れた出発の日 昨日買った食材をパッキングする

街を出たのは、 10:30。 順調に行けば、ヘリコプターのチェックイン時刻 11:30 までに到着できる。特に迷うこともなく、 R#742 にすんなり入ることが出来た。 道はすぐにダートになるが、道幅は広く細かい白い砂利で砂埃がすごい。 道脇は岩の崖で、降雪時は雪崩に注意の看板があったと宮里ちゃん情報。

山道に入ってすぐにヤギの群れに出会った。 土を食べているのか、道に口をつけている。冬毛がダマになって取れかかっている。仔ヤギもいる。 スプレィ湖沿いの道を快適に走る。 湖に飛び出した半島に赤い車が停まっているのが見える。 まるで車のCMポスターのよう。車窓から見える道路脇には、花が咲いている。

駐車場に着いた。 キレイなトイレがあり、ヘリポートは歩いて5分のところにある。 瀬戸さんは周囲の花に大喜び。でも現地に飛べば、花はもっとすごいことになっているのだった。

街の周囲にはロッキーの山々がそそり立つ シティセンターまでは車で5分 地面を舐めるヤギの親子 ヤギを避けての走行

アシニボインロッジのロゴが入ったトラックが入ってきた。 スタッフは若い女性が 名。アシニボインの公園内で働くスタッフも若い女性が多かった。 荷物の計量をして、チェックインをして、 番目のグループでヘリコプターに乗る。 空路はブライアント・クリーク沿いのようだ。 途中、私の座っている側のドアが音を立てた。 見ると1センチほどの隙間が開いている。 飛行中のヘリのドアが、開いちゃった。 ザレた岩肌のロッキーの山々の間を抜け、ものの 15 分ほどでアシニボインロッジのヘリポートに到着。

ヘリには4人ずつ搭乗する アシニボインロッジのスタッフ 4日後ここを歩いて帰る

キャンプ地までの道を歩いていると、キャンプ地内の情報を教えてくれるカップルがいた。 「 28 あるサイトのうち、 4〜5 くらいしか埋まってないから、いいところが自由に選べるよ」。 広いサイト内を、あちこちうろうろしているうちに、 その人が言うところの「いいところ」は、徐々に他の人に取られてしまい、 結局、奥の方にテント 張り分のサイトを確保することとなった。 水、トイレ、排水所と熊除けボックスが近くにあって、アシニボインの眺めのよい場所は、 簡単には見つからない。

しかし、我が家に決めた場所は、キャンプ地のヘリを歩いてくれば、 そんなに奥に位置しているわけではないことが後で判明する。 しかも、なかなか眺めの良い場所だった。 さぁ、テントを張ろう、という段になって、 宮里ちゃんがザックの外付けにしてあったテントのポールとシートがなくなっていることに気がつく。 きっとアシニボインロッジに忘れ物として置いてあると判断し、 ここは、村瀬さんとYFのテントを張り、昼食をとってから動くことにした。 ライ麦パンのバンズにハムとチーズをはさみ、マヨネーズで味付け。 にんじんをかじりつつ、飲み物はミックスジュース。火を使わなくても、こんなに美味しい。

テント場での最初の食事 熊に襲われないよう
荷物はポールに吊るす
3泊4日ここで暮らす
この日のためにテントを新調 キャンプ場のトイレ 水場 食料を保管する
スチールボックス

食事後、四人そろってアシニボインロッジに向かう。 ロッジには日本人のグループがいた。 時から 時は宿泊者でなくても、 軽食として、大きなピースのパウンドケーキ 種とお茶のセットや缶ビールが頂ける。 ロッジの周りには、地リスが住み着いていて、そこここの穴から出てきたり、逃げ込んだりしていた。

キャンプ場情報が張り出されている掲示板 アシニボインロッジでお茶を頂く 各地からのトレッカーが集う

時過ぎ、ビールを飲んでいい気分。 宮里ちゃんのテントポールも取り戻したし、 テント場に戻るのだが、まだまだ明るい。 途中に池のあるトレッキングルートがある。更に進むとマウント・アシニボインへ続く登山道なのだが、 その途中にある池が、写真で見た逆さアシニボインが見えるという池かもしれない、と思いたち、 テント場には、そのトレイル歩いてから帰ることにした。 起伏のない道は、ずっと花に囲まれている。 ロッジからキャンプ場への道も、花、花、花なのだが、その池までのルートは更に鮮やかな花が咲き乱れている。 とにかく皆可憐で可愛いい。どうやら、通常のトレッカーたちはあまり入ってこないようだ。

まだ、明るいが、太陽が山の向こうに沈んで、肌寒くなってきた。 目当ての池は、山に近すぎてアシニボインは映らなかった。 逆さアシニボインはここではなかったものの、 初日から随分と、近所のトレッキングを堪能した。 テント場に戻って食事の準備。 本日のメニューは、オードブルには黒パンとカマンベールとベビーキャロット。 メインはサーモンのパスタ。 調理中、鹿が現れ、『動物写真家』の宮里ちゃんと瀬戸さんは大忙し。

ロッジからテント場に
向かう道
ロッジの窓から見る
アシニボイン

夕食の準備中に現れたシカ


2006年7月16日(日)
9:30 キャンモア(標高 1,450 m)→ 11:00 マウント・シャーク・ヘリポート(標高 1,800 m)→ 14:00 レイク・メイゴック・キャンプ場(標高 2,200 m)




戻る

戻る 次へ